部屋に戻ったベッドの上で、あたしはケータイに指を走らせた。 ハル兄への連絡は、メールにすることにした。 電話じゃ、何となく気恥かしかったから。 ---------- さっき、戻りました。 おかーさんに連絡入れてくれてありがとう。 迎えに来てくれてました。 ちゃんと、仲直りもできたよ。 ※○×▽…… ---------- 続きをいろいろ考えるんだけど、ウマい言葉が見つからない。 結局、最初の4行だけで送信。