家までは、もう少しだ。 きりっと冷たい、澄んだ空気で満ちた夜空に、数えきれないほどの星屑が散らばっている。 その煌めきが、おかーさんの輪郭をそっと包み込んでいた。 この中に、おとーさんはいるんだろうか。 不器用だけど優しいあの笑顔で、 おかーさんのこと、いつまでも見守ってくれてるといいな……って、そう思った。 「おかーさん、」 「うん?」 「……ありがとう」