一見すると、ぼんやりしてそうだし。 この母が、そこまで積極的で情熱的なタイプとは思えないんだけど。 「おかーさんって、案外、ファイターなんだね」 「うん。そう」 ケラケラ笑う顔が、冬に咲いた強いひまわりのように揺れる。 「眞緒なんて、まだ1回しか告白してないんでしょ?」 「え? う、うん」 「しかも返事ももらってないんでしょ?」 「……うん」 「どーせ、なんて。あきらめるにはまだ早いよ」