「眞緒とハルくんみたいにね、小さいころからふたりでよく遊んでたの」 「そうだったんだ……」 おとーさんの人となりは何度か聞いていたけど。 ふたりの恋愛事情を耳にしたのは初めてだ。 「おとーさんもね、年上の人だったからさ。やっぱり妹にしか思えないって言われてね。 だけどね、好きなんだもん。あきらめられないでしょ? だから何度も何度もアタックしたの。そうだな、5~6回くらい」 「なんか……意外だね」