「も、目的なんてないよっ」 実際、そうだったし。 気づいたら、新幹線に乗っちゃってたんだもん。 「お礼だよっ。それだけっ」 「ふーん」 なんて言ってるけど、たぶん、おかーさんは気づいてる。 あたしの、ハル兄に対する気持ち。 だって、あれだけ散らかして出ていったんだもん。 バレバレだよね。 ううん、ホントはもっと前から。 あたしがハル兄の日にそわそわしていたころから、気づかれていたはずなんだ。