幼なじみの甘い××。Good night baby★



あーあ……ダメだ……。


あたし、全然ダメ。


情けなくて、口がゆっくりとへの字に折れていく。



つないだ手は、あたしがチカラを込めるだけで。


ハル兄の握力は、伝わってこない。



上目づかいで見上げると、ハル兄は困った顔で笑っていた。



その手を握り返したら、
あたしがホームに飛び降りてくるって……たぶん、ハル兄は気づいてる。



だからこれは、ハル兄のさりげない優しさと強さだ。



「……ふぅ……ふー……ふぅ……」



こらえろ、あたし。


泣くな。泣くな。