―――まもなく 23番線に――…… 到着のアナウンスが流れる。 「じゃあ、またな」 「……うん。またね」 風とエンジン音を引き連れて、新幹線がゆっくりと滑り込んできた。 「気をつけてな」 「……うん」 肩を持たれて、そっと引き離される。 「寝過ごすなよ?」 「それ、さっきも聞いたし……」 のぞき込まれる瞳にむくれてみても、言葉は弱々しくなってしまう。