背中にまわされた腕に、きゅうっとチカラが込められる。 「よしよし」と、耳元でささやく声と一緒に。 「こんなとこで体力使うなよ。受験まで取っておけばいいのに。バカだなぁ」 「……どうせ……バカだもん」 「でも、良く出来ました」 「……」 ハル兄ってば、こんなときでも先生だ。 あたしの告白に、二重丸をつけてくれる。 全然……「良く」なんて出来てないのに。