「おもしれーなぁ、ホントにお前」 用意がいいハル兄は、すでにティッシュを取り出している。 さらに段取りよく、その手はあたしの鼻に伸びてきた。 「風邪ひかせたかな。マズイな」 「……」 「ホントにちゃんとあったまって、すぐに寝るんだぞ?」 「……」 前かがみになって、あたしの鼻を拭き取るハル兄は……やっぱり保護者同然で。 世話されっぱなしのあたしは……まるで3歳児。