「はぁ……」 分かっているけど、ため息が出てしまう。 白い息が空気に溶けると、あたしの手は、隣からの手のひらにそっと包まれた。 ……きゅん―― もしかして……聞こえちゃったかな。 さっきの言葉も、 この胸の音も。