☆……好きなの。
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「うう~……寒いね」
「もうちょっとで入ってくるから」
最終の新幹線を待つホームは、平日ともあって人影はまばらだ。
「寝過ごすなよ?」
「うん。大丈夫」
「最終なんだからな」
「うん。分かってる」
「家に着いたら電話すること」
「うん。てか、心配し過ぎだって」
「おっちょこちょいだからな、お前」
さっきは「大人になったな」なんてほめてくれたのに、
もうそんなことはすっかり忘れてしまったかのような扱いだ。
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