「なんで……? どうして知ってるのっ?」 まさか、見えた? なにか見えた? だとしたら、オネエなんかより、すごいんですけどっ。 「今日は? 会ってきたのか、あの占い師に」 「い、いや、会ってないけど……」 「ならいいんだ」 そう言ったハル兄は、 ぽかんと口を開いているあたしに手を振って、座れとうながしている。 周りのお客さんがこっちに注目しているのに気づいたあたしは、あわててイスに腰掛けた。