「前にも同じようなこと言ったと思うけどさ、別に負担にもなってなかったし。そんなこと気にする必要ねーよ」 「……でも」 「お前は、合格することだけ考えてればいーの」 そう言ったハル兄の手が、頭の上に伸びてくる。 ぐりぐりっと撫でられて、あたしは口ごもった。 こういう優しいことをされるから……ますます好きになっちゃうんだ。 合格することだけを考えるなんて……できないよ。 最近のあたしは、ハル兄のことで頭がいっぱいなのに。