「お礼を言うために、わざわざ来たのか?」 「あ、いや、その、」 コップの水で、口の中の大量のパスタを流し込む。 「なんていうか……これは……結果的にそうなったっていうだけで、」 「結果的?」 「うん、その、」 どうしても会いたくて、 気づいたら新幹線に乗ってました……なんて言えるわけがない。 「あのね、えっとね、お礼もあったんだけどね」 なんて言おうとしばらく迷ってから、ゆっくり口を開いた。