「花の形が残ってる方がいいとか……なんか、ハル兄っぽい」 「オレっぽいってなんだよ。てか、笑うなって。これでも一生懸命選んだんだぞ?」 「うん。ありがとう」 ニヤニヤしてしまうほおを撫でつけて、もう一度頭を下げた。 「ハル兄が“これが一番いい”って選んでくれたんだもんね。あたし、大事にするよ」 嬉しいのに、少し泣きそうになって。 フォークを取り上げたあたしは、 平静を装って、残りのパスタをくるくると巻き付けた。