「言いたくないんなら別にいいけど。ただ、元気がないのは心配だ。寝れてんのかも気になるし」 「あっ……」 そうだ。 あたし、まだお礼言ってない。 「あのさっ、ハル兄」 持っていたフォークを置いて、イスに深く腰掛け直して、 両手をひざの上に置いて、ぺこりと頭を下げた。 「ノート! どうもありがとう。あと……ラベンダーも!」 突然の大声にびっくりしたのか、目の前の顔がきょとんとしている。 それから、「ああ」と思い出したようにうなずいたハル兄は、優しい笑顔を浮かべた。