「はぐれんなよ?」 「うん……」 つながれた手が、痛いくらい、敏感になっている。 森の中で手をひいてもらった、あの時よりも。 「……ハル兄……」 怒られても、あきれられても、やっぱり好きなんだって、 ぎゅっと握られた手を見つめながら、そう思った。