「ありがとうございましたー。またご利用ください」 「……」 袋を受け取ったあたしは、 初めてのおつかいみたいな感じで途方にくれて突っ立っていた。 できそこないの妹と保護者同然の兄みたいなこの構図。 周りの人の目には、どう映ってるんだろう……なんて考えて、ぼんやりしていると、 「どれ、行くか。何が食べたい?」 そう言って、 あたしの手を取り上げたハル兄は、人の流れに乗って歩きだした。