幼なじみの甘い××。Good night baby★



「あ、もうすぐ東京っ」



上ずった声を出すと、



『ヘンな人に絡まれないように気をつけるのよ? 眞緒、東京なんて久しぶりでしょ? 中学の修学旅行以来じゃない?』



そういえばそうだ、と気づく。



「大丈夫だよ。じゃ、またっ」



車内から見えるビルの明かりにちょっとドキドキしながら、あたしはケータイをパチンと閉じた。



出てくるときにはオレンジがかっていた空も、すっかり紺色に変わっていて。



地元では有り得ないほどの人で溢れたホームを眺めながら、あたしは軽く息を吐き出した。