「あのね、ハル兄に、会おうと思って」 『え? ハルくん?』 「うん」 『ハルくんって。こっちにいるんじゃないの?』 「卒論やらなきゃで帰ったんだって。おばさんに電話して聞いたんだ」 『そうなの?』 「うん」 一呼吸の間を置くと、 『でもどうして? 遊びにおいでって言われたの?』 んなわけないじゃん、と突っ込んでから、 あたしは、ハル兄がくれたノートやポプリの話をした。