「あのさ、おかーさん」 『うん?』 「あたしさ、実はもうすぐ東京なんだよね。気づいたら新幹線に乗っちゃっててさ。あはは……」 『えっ? 東京? 新幹線?』 「うん」 『なんでまた急に……っていうか眞緒、』 「うん?」 『やっぱり何かに騙されたとか脅されたとかしたんでしょっ? どーしたのっ?』 「……」 おかーさんのあせりがぶり返した。 適当ないいわけをしてごまかしておこうって思っていたけど、 これは……本当のことを言わないとダメっぽい。