『ホントに大丈夫なのね? なんでもないのね?』 「うん。大丈夫。てか、胸騒ぎってなに? 大げさな」 『なんだろう。なにかが起こりそうっていうか、すでに起こってるっていうか、そわそわしてたのよ。もしかしたら眞緒になにかあったりしてって』 その言葉に、「はは……」なんて笑ってみせたけど、 あながちウソじゃないから困った。 現にあたしは、こうして新幹線の中にいるし。 自分でも、予定外の行動だし。 それにしても、 母親のカン、恐るべし。