「がんばってね、眞緒ちゃん。おばさんも応援してるから。合格したらさ、またみんなで集まってお祝いしよーね」 「はい。ありがとうございます」 受話器を置いたあたしの口から、大きなため息が漏れた。 「ハル兄……帰っちゃったんだ」 切なさとか、優しさとか、苦しさとか、温かさとか…… 勉強だけじゃなく、 たくさんの気持ちをあたしに教えて。