「ハル兄……」 胸が詰まって、泣きそうになる。 ハル兄はやっぱりすごいって思うと同時に…… その優しさが、どうしようもなくうれしくて。 込み上げる気持ちを押さえて、一緒に入れられていた包みを手に取った。 クラフト紙のそれには花模様が描いてあって、 薄紫色のリボンがかけられている。 慎重にリボンをほどいて中身を開封すると、花の香りが漏れこぼれた。