「すごい……」 ひとつひとつ、文字を追っていく。 ハル兄が、机にむかってこれを書いてくれている姿を思い浮かべながら。 ときどき、参考書や辞書をめくっていたかもしれない。 ひょっとしたら、最近の問題集なんかも参考にしてくれたのかもしれない。 「……あたしの、ために……?」 忙しいはずなのに。 大変な時期なのに。 自分の時間を削ってまで……こんなにたくさんの情報をまとめてくれたの?