夜は部屋にこもって、教科書や参考書を広げて机に向かうけど。



気づけば後ろを振り返って、テーブルの前に、ハル兄の姿を探してる。



せめて残像だけでもって思うのに、


いつのまにか込み上げてる涙のせいで、にじんだ視界には何にも映らない。