「家庭教師を続けると、そのイケメン、ダメになるわよ」
「……ダメに、なる……?」
「お荷物になってるみたいね、アンタが」
「……」
「相性が合わないのよ。すぐにでも離れたほうがいいわ。じゃないとアンタもダメになるわよ? 受験も何もかも」
「……そう……なの?」
「そう出てるわ」
「……そっか……」
うつむいたあたしの肩に、オネエのでっかい手がのった。
「オトコは一人じゃないわ」
「……別に……そういうんじゃ、ないし」
「今日は? 来る日?」
「……うん。……今日で終わりにするよ、カテキョ」
「……そう」
「うん」


