「この前はあんなにニヤニヤしてたくせに。ずいぶんな変身ね」 「したくてこうなったんじゃないもん」 「だから言ったじゃない。イケメンの周りに波乱は付き物だって」 「どーしたらいいのかなぁ……あたし」 「何がよ」 「ハル兄に迷惑かけてるのかなぁ……やっぱり」 「しょーがないわね。占ってあげるわ」 水晶に手をかざしてヘンな呪文を唱え出したオネエを、あたしはぼんやり眺めた。