「もしかして、ハル兄っ?!」
びっくりして飛び出したあたしに向かって、
「そうだ。っていうか、お前、なんだその顔」
ぶっと噴き出したその人は、あたしの顔を見て爆笑している。
どーやら、口から垂れてる白い液体が相当おもしろいらしい。
「な、なんで? なんでハル兄?」
口をぬぐうのも忘れて、あ然としているあたしに、
「アホ眞緒」
押さえていたおでこから手を離したその人は、
「お返しだ。このヤロッ」
その指で、あたしのおでこをデコピンした。
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