受験生になって、ストレスを抱えて、眠れなくなってから。 あたしの中には、どろっとした黒いものが湧き上がるようになっていた。 でもそれは、 決して外に吐き出しちゃいけないものだって自分に言い聞かせていた。 そこに逃げそうになるたび、頭を振って、ぐっとこらえて、生活してきた。 だけど。……だけど。 「なんであたしばっかり……振り回されなくちゃならないの? ガマンしなくちゃならないの?」 せきを切って溢れだした感情は、もう、止められなかった。