「ずっと眠れなかったんだけどさ、すーっと眠れるようになったんだよね」 あれから3回、帰りにハグをしてもらう習慣は続いている。 カテキョの時間が終わると、扉の前まで歩いたハル兄がくるっと振り向いて。 直立不動で固まってるあたしにそっと手を伸ばしてくれる。 引き寄せられて、きゅっとしてもらって……、1分間くらい。 相変わらずドキドキするけど、あったかい、ふわふわの気分になる。 ハル兄が帰ったあとは、 その余韻にひたりながら、安心して眠れるようになったんだ。