部屋の掃除も済ませて、キッチンでうろうろそわそわしてるころ、 「ただいまー。あら、眞緒。今日は早いのね。お風呂にまで入ったの?」 おかーさん到着。 「今日はハル兄の日だから。てか、おかーさんっ、ご飯!」 「はいはい。ちょっと待ってね。今すぐ作るから」 エプロンをかけ始めたおかーさんは、 「大事なお客様って感じねー」 意気込んでいるあたしを見てくすくす笑ってる。