「それに……イタズラじゃないしっ。こんなところで寝たら風邪ひくじゃん。だから起こしてあげようと思ったのっ」 どさくさにまぎれた適当ないいわけ。 それを聞いたハル兄は、あははと声に出して笑ってから、あたしをぎゅうっと抱きしめ直した。 「こうしてればあったかいし、風邪なんてひかねーよ」 「……っ///」 ……どうしよう。 どーしよう、どーしよう。 全然かなわない。 しかも、 ――キュン…… みぞおちあたりがきゅうっとして、呼吸が整わない。