「あわっ! あわわっ」 「ブツブツブツブツ……ひとり言多すぎ、お前」 デコピン直後の手首を、がっつりつかまれて。 「この手か。イタズラしてたのは」 ぐいっと、引っ張られる。 そのままバランスを崩したあたしの上半身は、ハル兄の胸の上に乗っかっていた。 「せっかく寝れそうだったのに」 背中を通ってきた片腕に、ぴったりと固定されて。 「少し……大人しくしてろ」 耳元で、そうささやかれた。