「ったく、危ねーなぁ。大丈夫か?」 「び、びっくりした……。落ちるかと思った……」 「痛いとこは? ないか?」 「うん。大丈夫。でも、」 カラダの前面、若干泥気味。 「まだスタートしたばっかりなのに……」 「1周するころには土色になってそうだな、お前」 苦笑するハル兄。 「もうここまで来たら行くしかないもん。がんばるよ」 このロープで下に降りろって言われても、無理。 それに……、 ハル兄が一緒なら、なんか、がんばれそうな気がするし。