「最初に怒るよ、言葉遣いに気をつけなさい」

「………はい」


スタッフルームに入って来た店長の雰囲気は、めちゃくちゃ恐かった。
だから、怒られるのはわかってた。


「後は、、、」

「ごめんなさい!あたし、、、店長のこと知らないくせに悪口言ったあの人が許せなくて、つい…いつもの言葉遣いになって、、、」

あたしの悪いところは、誰にでも悪い口調が出てしまうこと、、、美加にも散々言われてる。


「うん、そうだね…でも、嬉しかった。ありがとう」

「え?」

「だって否定できないもの。カマと言われても、悔しくても。それをあなたが代わりに怒ってくれたじゃない…嬉しかった」