君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて






そうやって、、、

嬉しそうに笑うから。


いつになく、優しく光るその目に
吸い込まれてしまうように立ち上がる。


あたしも、笑ってしまった。

泣いてるのか、笑ってるのか、どっちかにしろとか思うけど。



───パチ、パチパチ…!

拍手が、聞こえてきた。

そうだ、ここ、カフェなんだよね。

急に、恥ずかしくなって、あたしは席に座り直した。