君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて




やっぱりそれは心地よくて、左肩に感じる体温が、この熱気から離れた温度のような気がして。


「俺、踊れないんだった」


…そんな言葉に笑わされた。


「じゃあ、なんでこんなど真ん中まで来たんですか」

「うーん、、、こんなに人がいるのに、中心は俺達だったら面白いな~って」

「やっぱり自己中オトコ」


大音量の中叫んで、笑って、汗ばんだ手を握っていた。