君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて




メイクが完成したと、鏡を見せられた。

「だ、、、だれ」

「明に決まってるじゃん!さすがあたし、クール系…いや、キュートロック系もおまかせあれって感じ」

鏡に映っていたのは、あたしじゃないみたいで…あたしなんだけど。


「で、服は、これ!昨日からずーっと考えてたの」

渡されたのは、、、

「スカートみじかっ!さむっ!」


白いデニム生地のミニスカート、赤いチェックのシャツに紺のロングニット、ニーハイのブーツ…

「明、これに返しそびれたマフラー付けてけば完璧だから!てゆうかそれに合わせたからっ」