その後は、練習場でドラムをたたいていた。 なんせ暇人。 今まで、親がかなりイイトコロに勤めた結果…というか家柄か、なんでも許される人生だった。 車もバイクも、免許が欲しいと言えば出てきたようなものだ。 ただ、俺にはそれ以外に大した物欲はなかった。 唯一反対されたのが、この、音楽の道。 「家柄に恥じない生き方をしろ」 …何度言われたことか。 それでも、やっぱり譲れない。 これからはわからないけど、今は、、、絶対に。