「江口さん、、、」 ふいに、斜め下から声がした。 「あ、起きた」 「えっ、えぇ江口さん?!」 俺の名前を呼んで起きたくせに、驚く明ちゃん。 俺の夢でも見ていたのか?…なんてな。 「みんなは?」 「スタッフルーム」 カチャカチャと、食器を洗う音が奥の方から響いてくる。 「ごめん、、、」 俺は、小さくこぼす。 「な、んで」 「俺が行かせた」 「知ったように言わないでよ」 「元カレなんだろ?」 頷く明ちゃんは、本当につらそうにみえた。