「明ちゃん、海好きそう」 「ビンゴ、です」 まぁ、まだ理由ならたくさんあるけどね。 「それに、、、こじ開けてみたい」 「はい?」 「…俺達の音を理解する君の、心を、、、」 もちろん本音。 ただ明ちゃんは、うつむいて口元を隠してしまった。 「信号、青ですよ」 結局、何も言わない明ちゃんだけど、俺はそれで満足だ。 そしてまた、運転を再開する。 しばらくすると、助手席から、心地よさそうな寝息が聞こえてきた………。 「聞かせるよ」 俺の音。