君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて




自分の過去の話をした。

そんな話、しようとは微塵も思ってなかったのに。

急に、明ちゃんに話したくなった。


俺は、今の今まで、恋愛を諦めたように、さらにはうまくいかないのを、相手のせいにしていた。

でも、明ちゃんと話していて思った。


「俺自身に、自信が持てないんだ」
と。


これだけアピールして、こんなことを言っても仕方ないかもしれないが、本心を見破られたようで、一瞬驚いた。

この葛藤が、明ちゃんには筒抜けだろうか?

それとも、、、