よくよく考えてみると、あたしは暗いところは苦手、、、というか無理だった。 …現在進行形だけど。 真っ暗なんてもってのほかだし、小さな灯りでも、暗闇が勝つような場所には近づきたくもない。 夜は、明るい街しか歩けないし、夜寝るときだって、ベッドについてるランプは必ずオン。 …なのに。 今、江口さんに連れられてきたこの真っ暗な海は、全然恐怖を感じない。 今まで暗いということに、気付かなかったくらいだし。 克服した、とは思えないし、、、 江口さんのおかげ、なのかな…?