海の欠片~奇跡が繋いだ愛~

「はいはい。拗ねない拗ねない。」


笑いながら私の頭を撫でる。


「(いつもそうやって子供扱いする…)」


そして学校へたどり着いた。


「人たくさんいるね…」


「だな…」


人混みが嫌いな私と憂磨。


「お前人混み嫌いだろ?俺が見に行ってやるよ。待ってろ。」


そう言ってクラス替えの掲示板の所へ行く。


「(さりげなく優しくしないでよ…)」


そういいながら私の顔は赤くなっていた。


憂磨が私の元へ戻り、ピースサインをだしてきた。


「同じクラスだったぜ!!」


「えぇー…憂磨と一緒?」


「うわっ、ひどっ!!」


「冗談だよ。やったね!!」


内心本当に嬉しかった。