道端に小さな花が一輪咲いていた



たった一輪だけが



ぽつんと咲いていて



わたしを見上げていた



周りを見回しても



その花の仲間の存在は…


確認出来なかった




寂しいとは思わないのだろうか?




とっさにわたしはそんなことを思った



けど…平気なのかもしれない



一輪だけということに慣れてしまえば…



一人になれてしまえば…


平気なのだ