幼キ人魚ノ最初ノ恋。


「こんな夜に海水浴なんて
 変わってるんだね、薔薇は」

「まぁね・・・って、そうだ貴方
 さっき何で倒れてたの?お薬持ってたじゃない、
 よく倒れるの?」

「あ・・・まぁね、
 これ頻繁だから。あはは」

「あははって・・・
 でも貴方、私が来なきゃ死んでたじゃない」







「ああ・・・
 俺なんて死んでもいいし」








・・・は?








さっきまでへらへら笑ってた顔が
いきなり・・・真顔になって





あたしを見た








・・・そんな事言うなんて・・・






どうしよう
あたしこの男・・・怖い。