好きすぎだぁ～りん

ドキン…とさらに胸が高鳴る。

「なん…で…。」

「そっちの方がいいだろ？
　なんかごめんね、半日だけど。」


笑いながら斗真は学校への道へと歩いていった。


斗真が行っちゃう。
何とも思ってないはずなのに。
何か惹かれてる。たった半日で好きになっている。


「待って！！」

斗真がびっくりした顔をして振り向いた。


「弥生…ちゃん？」


「ごめん、私、だめかも。」


へなへなと倒れ込んで溜息まじりに話す私のそばに駆け寄った。

「え、ごめ…「好き。」