マットは後ろを振り返る。 「…あぁそれは母さんだよ。」 バジルの余りにも冷静な声に マットは声を荒げる。 「そんなこと言ってる ばわいじゃないだろ!」 バジルは無言で マットを見つめる。 「けっ…警察に連絡を!」 マットが電話に 手を伸ばすと… バチッ! 体制を崩し 床に倒れ気絶しているマットを見降ろし小さな声で呟いた。 「警察は困るよ…」