君の背中を追いかけて…

そんな雑談をしてたら、後ろから急に背中を突かれた。


振り返ると、杉浦くんが笑顔であたしに挨拶する。


「はやいなー、どんだけ勉強したいんだよ(笑)」

「別にしたくないよー…、早くテスト週間終わって欲しいよ」

「あー、それは俺も同感する。」

そういって杉浦くんはあたしの反対側の沙耶の横に座る。



また今日も一緒に勉強が始まった。

今日は古典の勉強で、杉浦くんにいろいろ教えてもらっていた。


沙耶もちょくちょく助けてくれるけど、なんか気を遣ってる感じで自分の勉強に励んでいる。


休憩する事になって、あたしは背伸びする杉浦くんを見ていた。

腕ながいな… 手もがっしりしてて肩幅も広い。男子ってこんなおっきいんだなぁ…

なんて、勝手に見惚れてた自分に気付いて頭を振った

ナニ考えてるの?、あたし…